エム・アールエフ株式会社

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受動部品

結合器

ここでは、それ自身に電源を供給することなく機能する部品を受動部品と分類します。方向性結合器は、入力ポート、出力ポート、結合ポート(カプリングポー ト)の3つのポートを持っています。入力ポートから入力された信号は出力ポートに出力される事に加え、一定の割合で結合ポート(カプリングポート)にも出力。また、方向性を持っていて、出力ポートから入ってきた信号は結合ポート(カプリングポート)には出力されないようになっています。典型的な用途は、増幅器後段における信号の監視(モニタ)です。大きく増幅された出力をそのままモニタすることは不都合なことが多いので、一定の割合で結合された結合ポート の信号をモニタします。また、増幅器から出力された信号は、多かれ少なかれ反射成分が戻ってきますが、反射成分は結合されない方向性結合器は、純粋に増幅 器の状態をモニタするのに好都合です。他に双方向結合器(bi-directional coupler)や、一つの入力に対し、2つに等分された出力を90°または180°位相をずらした形で出力するハイブリッド・カプラ(hybrid coupler)などもあります。

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