
医薬品輸送では、すべての梱包に高価な温度ロガーを導入するのは現実的ではありません。
そのため、全体は高機能ロガーで監視し、各箱は使い切りRFID温度ロガーで補完する運用が有効です。
この組み合わせにより、コストを抑えながら箱単位の温度記録を残せるため、温度逸脱時も対象を切り分けやすく、全体廃棄や再配送リスクの低減につながります。
Axzonの使い切りRFID温度ロガーは、開封せずに検品できる点や、回収不要で運用負荷を抑えられる点も特長です。
- 全体廃棄を回避しやすい(影響範囲の切り分けが可能)
- 記録漏れのリスクを低減できる(保険的な役割)
- 開封不要で検品でき、作業効率が向上
- 回収不要で運用負荷を低減
- 航空輸送対応、校正不要
【使い分け】輸送フェーズと単位で最適化する



輸送の単位(パレットか個口か)や、配送先での回収可否に応じて使い分けることで、コストを大幅に抑制しながら品質保証レベルを維持できます。
比較と使い分けのポイント
| 管理対象 | コンテナ単位(全体) | 梱包箱・個口単位(個別) |
| 推奨ロガー | 高機能・再利用型ロガー | Axzon(使い切りRFIDロガー) |
| 役割 | 輸送環境全体のリアルタイム監視(GPS/通信) | 各箱の到着時検品・個別温度エビデンス |
| 読み取り方法 | クラウドへ自動送信(遠隔監視) 等 | RFIDリーダライタで読み取り |
| 回収 | 必須 (または、再利用可能ロガーを使い切りで運用) | 不要 |
| 航空輸送 | リチウム電池規制への対応確認 | 可。マンガン系プリントバッテリー内蔵 |
| 最適シーン | 国際間・拠点間の中継輸送 | ラストワンマイル・臨床試験薬配送 |
【補完】高機能ロガーの「死角」をAxzon温度ロガーが埋める
高価なロガーだけでは防ぎきれないリスクを、Axzonの温度ロガーが「バックアップ」および「詳細化」の観点から補完します。
① 「全廃棄」を防ぐための階層別管理
パレット全体の温度が正常でも、積み下ろし作業中に「一箱だけ」外気に触れて逸脱するリスクは排除できません。
- 補完の形: コンテナに高機能機、各梱包箱にAxzonの温度ロガーを貼付。
- メリット: 一部の箱に疑義が生じた際、Axzonのデータで「その一箱の健全性」を証明できれば、高額な医薬品の全廃棄という損失を回避できます。
② デジタルデータの「保険」としての冗長化
電子機器である以上、高機能ロガーにも電池切れや設定ミスのリスクは伴います。
- 補完の形: メインロガーのサブとしてAxzonの温度ロガーを併用。
- メリット: 万が一のメイン機故障時、Axzonの温度ロガーが「第2のエビデンス」として機能。記録なしによる輸送のやり直しを防ぎます。
③ 「開けずに検品」作業効率の補完
Bluetoothや通信型ロガーは、パレットの奥にある箱の状態までは瞬時に把握できません。
- 補完の形: Axzon温度ロガーのRFID機能を活用。
- メリット: 到着時、段ボールを開封することなく、外側からRFIDリーダーでスキャン可能。個体識別(ID)と温度を照合し、検品作業時間を大幅に短縮します。
Axzon社温度ロガー AZN5200 / AZN5201 が選ばれる「+α」の理由

使い分け・補完を支える、Axzon独自のスペックが運用の壁を取り払います。
- 航空輸送可:RTCA試験準拠、かつ全日空(ANA)様、日本航空(JAL)様の承認済みリスト掲載。リチウム電池不使用のため、スムーズに搭載可能です。
- 極薄0.15mmの柔軟性: シールタイプで曲面にも対応。
- 校正費ゼロの使い切り: 再利用ロガーで発生する「返却されない」「校正期限が切れる」といった管理ストレスから解放されます。
導入のご提案:実運用を見据えた「PoC(実証実験)」のご案内
「RFIDの読み取り精度は?」「自社の梱包資材でも機能するか?」「現場の運用負荷は?」 新しいソリューションの導入には、現場ならではの懸念がつきものです。
弊社では、本格導入の前に、実際の輸送ルートでのスモールスタート(PoC)を推奨しています。
PoCで検証できるポイント
- 実環境でのRFID読取りテスト 貴社の倉庫内や検品場所において、最適な読取り距離や角度を実機で検証します。
- 現場のオペレーション適合性 シールの貼付、LEDによる状態確認、データの連携など、現場スタッフの作業フローに無理がないかをシミュレーションします。
PoC推奨シナリオ
まずは、以下のような「最も課題を感じているルート」から試験導入してみませんか?
- ロガーの紛失・未返却が多い特定病院へのルート
- リチウム電池の申告が煩雑な国際航空輸送ルート
- 一箱の単価が極めて高く、「個口単位」のエビデンスが求められる輸送
検証に必要な「温度ロガータグ」「RFIDリーダー」をセットでご提供いたします。
📍 [実証実験の詳細・お申し込みはこちら] https://www.mrf.co.jp/topics/axzon/poc/
*上記リンク先は温度ロガーの実証実験に関する記事ですが、温度センサーを用いた検証にも対応しております。
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